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あなたの会社、その働き方は幸せですか?

上野千鶴子さんと出口治明さんの対談。京大の同期なのだというが、全然違う個性のようだが、リベラルで合理主義の教育者というのは大きな共通点だ。いくつも名言があったのだが、なかでも多様性とは個性を尊重することで、それは合理性を重んじることだ、という考えはとても共感する。多様性はダイバーシティとなぜかカタカナにされることが多いが、それを標榜する企業は外国人社員が多いとか、女性の能力を活用していることを例に挙げる。それはなんとなく違う気がしていたが、合理性を重んじると言われて、全くその通りと膝を叩いた。

採用面接の成績と入社後のパフォーマンスにはなんの相関もないそうだ。なるほど。だからこそ、本人が納得して仕事をすることが大事なのだ。そして今の学生は、就職しても5年以内に会社を再検討するそうだ。終身雇用に期待していないのはいいことだが、それなら余計に自分の働く意味や目的を考えないといけない。学生時代から学ぶ習慣をつけていくことが大事だし、それはきっと楽しいことだ。自分で軸足を定めて、自分で考えるために学ぶ。学校を卒業してから方が長いのだから。

あなたの会社、その働き方は幸せですか?

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