Life and Pages

本や映画、音楽、日々の雑感

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

日本語と英語

2012年に発売された本だ。そのときに読んだ。今回、ふち本棚の中にあるのを目にとめ、再読した。日本語と英語の比較から、両者の考え方の違い、つまり世界観の違いを浮き彫りにしている。そして、ある一説でページをめくる指が止まった。 「Youという呼びか…

嵐のピクニック

本谷有希子さんの本は初めて読んだ。演劇の人でもあると知って、なるほどと思ったところがあった。とても視覚的な表現をするところと、ある出来事が起こってからは加速するような展開で一気に過激に暴走するようにクライマックスに向かうところだ。 この本は…

映画 ブルージャスミン

2013年の映画。ウディ・アレンの作品でアカデミー主演女優賞も獲っている。登場人物は誰もが、ああ、こういう人いるいると思えるので、ぐっと引き込まれる。 ケイト・プランシェット演じる主人公ジャスミンは、夫と別れ、NYから妹ジンジャーの住むSFに引っ越…

ヘミングウェイで学ぶ英文法

話題の本なので読んでみた。この本のおかげで、ヘミングウェイの原文の面白さを知った。とはいえ、6つの短編を読んだだけだが、単語の選び方が適切なのだ。以前から、よけいな修飾語を減らしたシンプルな文体ということは聞いていたが、実際に読んでみるとな…

薬物依存症

先月、とんねるずのタカの番組で話す清原を観た。なんだかほっとした。それで、この本を読むことにした。 球界のスーパースターは孤独だったと思う。そして、野球を辞めてからは自分の中にぽっかりと空いた穴を何をやっても埋めることができず、クスリに手を…

値上げのためのマーケティング戦略

マーケティングの本なのだが、価格設定を中心に書かれているのが特徴的だ。日本の企業は価格決めが下手だという指摘にはいきなり納得する。牛丼やさんや居酒屋の低価格競争のおかげで、消費者としては大変助かっているのだが、提供する側は儲けが少なく、苦…