Life and Pages

本や映画、音楽、日々の雑感

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

テレビ 100分deナショナリズム

この番組は正月の3日に放送されたものを録画しておいて、ようやく観た。100分de名著の特別編だ。 ナショナリズムと聞いて最初に連想するのは、ナチ、戦争、右翼など。自分の国が一番だとまっすぐに信じられるのは凄いなあと思う。どうして自分の国というまと…

献灯使

ドイツ在住でドイツ語で小説を書いている多和田葉子さんの小説。この本は日本語で書かれ、英訳版が広く読まれているという。義郎という老人が、無名という名の小学生と二人で仮設住宅で暮らす。この二人はおじいさんと孫という関係ではない。曾おじいさんと…

むかしむかしあるところに、死体がありました。

日本人なら誰もがよく知る昔話の登場人物や枠組みを使って、視点をずらし、妄想を膨らませ、突っ込みを入れて、ミステリー仕立てにした短編集。一寸法師、花咲かじいさん、鶴の恩返し、浦島太郎、桃太郎のお話の中になぜか死体が発見される。そこからいつも…