Life and Pages

本や映画、音楽、日々の雑感

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

2020年6月30日にまたここで会おう

この著者は、元マッキンゼーで、投資家で、京大の先生で、若者たちをやたら煽る人だなと思っていて以前にも著作を読んでいた。そして2019年に突然亡くなられたことも知っていた。で、このタイトルの本がでたので、これもうこの日時までに読むしかないではな…

映画 日々是好日

ずっと観たかった映画をようやく録画で観た。コロナの、こんな時期に観てよかったと思う。お話はごく普通の、したいことが何かわからない女子大生が、ふとしたことで茶道教室に通うことになるところから始まる。あ、その前に小学生の頃に両親に連れられてフ…

雨は五分後にやんで

同人誌というわりにはしっかりとしたハードカバーの短編集で19人が作品を寄せている。小説からエッセイ、漫画とかいろいろだ。小説も歴史を題材にしたものからSFまで、いろんなタイプがあって、共通しているのは「五分」という言葉や要素をどこかにいれてあ…

彼らを書く

彼らとは、ザ・ビートルズ、ボブ・ディラン、エルヴィス・プレスリーのことだ。彼らを映像で捉えたDVDやブルーレイなどを片岡義男が鑑賞し解説する。市販されているものばかりだから誰もが観られる。だが、同じことを読み取れるかというと、まったく足下にも…

映画 ちはやふる

3部作を一気に観た。少女漫画が原作で、主人公の女の子が、その幼なじみの男友だち二人と一緒に競技カルタを遊びながら学び、途中で一人の男の子が引っ越ししてしまい、ばらばらになってしまう。それぞれが高校に入り、高校カルタ部として日本一を目指す話だ…

閑話休題 3色ボールペン

「ここに3色ポールペン落ちていませんでしたか」と隣のテーブルに座っているお客さんに女性が尋ねる。少し前まで、その席に座っていたそうだ。わたしはコーヒーを手に、ちょうど席に着こうとしていた。その人が困っているようなので、念のためにと思って自分…

こころと脳の対話

「そこをわきまえていないと、そういう(精神)分析の話をしてみんなを喜ばせているうちに、そういう気になってくるんです。だから怖いのは、カウンセラーで、講演が上手になる人はみんなだめになります」P196 精神分析をしていると、犯人像などについてコメン…

20歳の自分に受けさせたい文章講義

文章読本はたくさん出版されていて、わたしもすでに何冊も読んでいるだが、著者名を見て気になるとついつい買ってしまう。今回は、ネパールについての文章を書いていた古賀さんの本だ。嫌われる勇気というベストセラーも書かれている。 いきなり引き込まれた…