Life and Pages

本や映画、音楽、日々の雑感

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

真田太平記

池波正太郎原作の漫画で、今は6巻まで出ている。台詞は原作に忠実で、全体的にはなかなかいいと思うのだが、芝居が大きいのが気にかかる。見栄を切ったり、殿様が足を崩して脇息に頬杖ついていたりと、漫画的表現がとてもステレオタイプ。ちょいと残念。真田…

映画 ファンタスティックビーストと魔法使いの旅

ホグワースの卒業生がはるばるNYにやってきた。彼は魔法動物を研究し保護している魔法使いで、ある魔法動物を救うためにこの国に来たのだった。ちょうどその頃、NYの街では、魔法使いの府のエネルギーから生まれるという謎の巨大な力が脅威をふるい、ついに…

映画 スターウォーズ ローグワン

昨年に続いてスター・ウォーズの新作が観られるなんて、なんと幸せなことか。これはアナザーストーリーと位置づけられているが、エビソード3と4をつなぐ物語だ。とても良くできていてとても楽しめた。ダースベイダー卿もその雄姿を見せてくれたし、おなじみ…

映画 この世界の片隅に

この前、「君の名は。」を観たときはストーリーもテンポもよくて、さらにビジュアルの力がすごいと思ったけれど、この映画はまた別の意味でビジュアルの凄さがあった。原作者の漫画のタッチは、やわらかく、パステル調で、詳細に描きこんだりはしない。けれ…

在日日本人

著者の宮本さんはNYで精神分析医を開業していたが、なぜか厚生省の役人にスカウトされ、日本に戻ってきた。さまざまな不合理で理不尽な組織の風土に驚くが、自分がNYで診察した日本人ビジネスマンの症状と重ね合わせて考えてみると、どうやらそれは日本的な…