Life and Pages

本や映画、音楽、日々の雑感

映画アルゴ

ようやくレンタル屋さんで借りて観た。歴史上のことなのだから、どうなるのかは想像つくはずなのに、ずっとはらはらしながら観ていた。国家と国家の対立、宗教の違い。価値観の異なる世界へ出向き、自国の(企業の)セースルマン、スポークスマンとして働くのが外交官なのだ。CIAという組織は凄いと、素直に感心した。他の映画を通して得たCIAのイメージは、暗躍する謎の組織ということだったけれど、いろんな状況を想定して、それに対応するために作られた組織なのだと今回は感じた。すべては国家の危機に対する想定の上に成り立っているから、行き過ぎもあるだろうし、よくわからない組織も存在しているかもしれない。今回の救出のアイデアだってユニークだが、それに二つの国家が乗っかったのは事実だ。失敗していれば、馬鹿にされる格好の材料だ。しかし、人間の想像力を働かせて、何事かを成し遂げることに命がけで、常にポジティブな組織であることに間違いはない。こうした推進力が国家の中心に近い所にある国は、日本とはまったく違うと思った。日本はCIAの真似はできないだろう。だからこそ、日本的なソリューションを創りだすことが大切なのだと思う。それも国家に任せ根のではなく、自分のこととして。

アルゴブルーレイ&DVD (2枚組)(初回限定版) [Blu-ray]

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