Life and Pages

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アメリカの黒人問題は、遠い話ではなくて、ついこの間のことなのだと改めて思った。民主主義や女性の解放などを語る口が、黒人(Colored)のことはまったく別なこととして切り捨てる。日本人には、理解しにくい部分だとおもったが、今、思い出した。大学時代の友人で、頭も良く、バイトやサークル活動もがんばっていた彼は、こと、女性のことになると、いつも下に見ていた。私にはずっと違和感があったが、彼の中では何一つおかしな所がないようなのだ。彼は広島生まれで、早くになくなった彼の父の、母に対する男尊女卑まるだしの態度を受け継いでいることが、後でわかった。身近な人間関係において前提としている世界観は、ずっと長い間受け継がれていて、たとえおかしなことだとしても、変えることは難しい。そうか、私自身もいつの間にか偏見を抱え込んでいる部分があるかもしれないね。忘れないでいよう。