Life and Pages

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映画ツナグ

死んだ人に会う時は、死んだ時の姿であってくれるのだなあと思った。それは生きている人間の側の想像力のせいだと思う。本当は死んだ人には、何かもっと相応しい状態というか形態というのかがあるような木もするが、こちら側にあわせてくれているのだと思う。
UFOも宇宙人も人間の想像しやすい姿になって登場してくれるのは、我々の想像力のレベルに合わせてくれるのではないかと思う。神様は、自分に似た姿に人間を作り賜うたと、人間は言うが、こちらの想像力に相手が合わせてくださっているのだろう。
映画の主題に戻ると、死んだ人ともう一度だけ会いたいというのは、生き残った者の共通する願望だと思う。そして、死んだ人の側は、そうした依頼があったと聞いても、納得しなければ合わない権利もあるとしているが、死んだ人は、広い大きな心で、生きている者の哀しい願いを聞き届けてくれるのだと思う。