Life and Pages

本や映画、音楽、日々の雑感

首のたるみが気になるの

ノラ・エフロンの本を阿川さんが訳してくれた。訳書が出たとき、あっと思った。というのは、この本の原書をニューヨークのブリックリンの古本屋で見つけ、結構気に入って読みふけり、訳せたらいいなあなんて思っていたからだ。確かに、女性が訳した方がいいし、阿川さんなら適役だ。ただ私は彼女の監督したいくつかの映画の、とりわけ台詞が好きだったから、そんな風に思っていたのだ。
あらためて読んで見たら、とてもよかった。ノラという人の考え方、ものの見方はとても好きだなあ。核心をついたことを速球で言うのだけれど、なんかチャーミングなのだ。生身の人間がそこにいる。彼女の映画のヒロインと同じなんだなあ。残念なことに彼女の新作映画はもう観られないけれど、面白かった映画は時々見返さないと。