Life and Pages

本や映画、音楽、日々の雑感

テレビ知られざる大英博物館(1)古代エジプト

録画していたのをようやく見た。大英博物館には2度行ったけれど、あの収蔵品は一日ではとうていすべてを見られるものではない。だというのに、公開しているのは1/10、つまり1割だというのだ。すごいなあ。まさに氷山の一角。それが質を保つ秘訣にもなっているのだろう。作家も同じではないかと思った。我々が目にする作品は、作家の頭の中の1割か。効率良く2割の人もいるだろうし、1割にも満たない人も多いだろう。作家修業は、海中の氷山を大きくすることに費やされているので、目には見えない。
古代エジプトのことに話を戻せば、文字を智慧を伝承し、一般庶民にも公開したことが繁栄した理由だそうだ。伝えること、文字の役割、いずれも身にしみる。がんばろう。