ほぼ日刊イトイ新聞に読者から寄せられた、働くことや人生についての33の質問・相談とそれに対する33人の答え。悩みというのはいろいろあって、かつての自分が通ってきた道だよなと思うものもあったし、そこで悩むのかーというものある。そして、それに対する回答が個性的で、とりあえず答えたふり、というものがない。さらに編集者が自分の話を入れてくる。そのせいか、質問を代読する編集者とその回答者のすぐ脇で話を聞いているようで、とてもおもしろい。
回答者のラインナップが面白い。「ほぼ日」でなければこういう人選にならないだろう。本木雅弘、為末大、安宅和人、しいたけ.、三浦瑠麗、小泉今日子、山口晃などなど。
本当はこの質問と回答は、展示会場でパネルになって展示される予定だったのだが、コロナ禍で展示会はなくなり、展示会カタログという形でこの本ができあがった。A6サイズで500ページ近い、この本にとても「今」を感じる。