電通のCDの高崎さんの本だ。面識はないが、どんな仕事をしてきたかは知っている。題名の通り、CMなどの表現についての技術的な解説をしている本だが、CMを作ってきた方法で映画を構成する方法について書いているところはなかなか圧巻だ。実際、映画も撮っている。
CMを企画するときなど、たとえ15秒CMであっても登場人物の性格や生い立ちといった背景もしっかり作り込めとはよく言われてきたし、ある程度やってきたと思っていた。が、ここまで徹底的にやるのか、と驚いた。なるほど。負けました、勉強になりました、と言って本を閉じるわけにはいかない。もう一度、読み直して、実践したいと思う。