Life and Pages

本や映画、音楽、日々の雑感

映画 インフェルノ

以前本を読んだので、その舞台となった場所の映像を見たいと思い、映画館に出かけていった。小説とは結末が違うと聞いていたが、1時間30分に収めるために随分省略されていた。原作と映画を比較するのはあまり意味がないが、ラングドン教授の3部作として考えると、今回が一番期待はずれだった。もっと様々な場所をしっかりと見せてほしかった。特に、ボッティチェリが描いたダンテの地獄篇については、もう少しじっくりと見たかった。
そして、やはり結末はどうなのだろうか。小説では結末を読んでからも決して簡単には解決しない人類の人口問題を突きつけられたままだが、映画の結末ではとりあえず、解決してしまったようになってしまうのではないだろうか。だからこそ、深刻にしないために、変更したのかもしれないが。
インフェルノに関しては、トム・ハンクス主演映画とはいえ、小説の方が数倍いいと思う。