オバマケアの実態をまとめた本だ。オバマケアとはかなりとんでもないものだということがわかった。そして、アメリカは本当に資本主義の国で、デモクラシーの国なのだということを改めて気づかせてくれた。それに比べたら、日本は社会主義の国だと言ってもいいくらいだ。筆者はオバマプランによって、アメリカの医療現場が荒廃したことを指摘し、それは日本の未来だと結論づけている。たしかに、今の総理大臣になってから、日本はどんどん、アメリカの劣化コピーになっていると感じる。
ただ、この本は何故か読みにくい。インタビューを並列にならべ、なんども同じ言葉を繰り返す。筆者の主張が、インタビューの合間に埋もれてわかりにくい。そこが少し残念だ。
- 作者: 堤未果
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/11/14
- メディア: 新書
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