すごい学者がいるものだなあと思う。レベルは違うけれど、自分も大学院の時は、限られた時間の仲で必死に、いろんな工夫をしながら学んでいたことを思い出した。北川さんは、自分と対話する時間をいつも作りながら、さまざまな困難に現実的で前向きな解を見出して行く。失敗はプロセスにすぎない、というのはすばらしい考えだなあ。内発性のミスは対応できるし、外因性のミスであれば、くよくよ悩んでも仕方がないというのは覚えておこう。長期的な自分自身の計画があれば、目の前のことですべきこと、そうではないことがわかるはずだと思ったけれど、すべきことではなく、したいことをする、と書いてあったんだ。それを忘れないようにしなくては。忙しくしていると、目先のことしか、考えられなくなってしまっている。それと、すべてを賭けるようなまねはしない、というのも大切な教えだ。ついついしてしまうからなあ。読後に、学ぶことへの意欲が強くよみがえってきた。明日のためではなく、10年後のために学ぼう。
- 作者: 北川智子
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/02/14
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 11回
- この商品を含むブログ (12件) を見る