Life and Pages

本や映画、音楽について書いています

大いなる眠り

この本は何度読んだだろうか。初めて読んだのは、大学一年生のとき。もちろん、村上春樹訳ではなかったけれどね。ハードボイルドにすっかり染まった大学時代。バーに行くお金なんかなかったから、ギムレットは、缶入りで初体験した。一日の大半の時間を読書に費やした時代の記憶がよみがえる。しかし、何度読んでも面白い。こういう小説を書きたいという日本の作家は大勢いたよね。最近はどうなのだろう。誰もいないなら、書いてみようかなと思う。この村上春樹訳は読み始めたばかりだけれど、すでに幸せな気持ちになっている。体調が悪いから、早めに布団に入って読み始めたのに、お酒も飲みたくなった。1930年代の本のおかげで幸福な時間が過ごせるとは、本が持つ底力はすごい。改めてそう思う。

大いなる眠り

大いなる眠り