Life and Pages

本や映画、音楽、日々の雑感

教科書に載った小説

教科書で読んだはずの小説のことなんて、思い出した事なかった。それをまとめた本というアイデアは、ありそうなのになかったね。ここに載っている小説はどれも読んだ事なかったけれど、小説家のすごみも教えてくれるものばかり。読後感が強いというか、うならせる。佐藤雅彦さんという人は、ずっと好きなのだけれど、ほんと、こういう視点を持ったクリエイターでもあり、学者でもある人って、文部科学省とかが喜びそうだ。「ほらね、教科書をちゃんとよめば、佐藤さんのようになれるのよ(かもしれないわよ)」とか言いかねない。佐藤さんの目の付け所と同時に、教科書の地位も見直してしまったわけである。